2012年第三回定例議会報告

<災害対策調査特別委員会> 9月19日開催

1.「文京区地域防災計画」修正の骨子が出されました。

  • 東北大震災や東京都から被害想定が出されたことを踏まえて「地域防災計画」を見直作業が行われています。今回の計画の修正の重点的に取組む対策は、
    ①災害時要援護者等の支援
    ②建物等の安全化
    ③地域防災力の充実
    ④区の災害対応力の強化です。今までの計画から強化拡大を進めています。各方面からの意見やフィードバックを受けて今年度中に修正策定されます。

2.今年度の文京区総合防災訓練の総括がされました。

  • 8月26日(日)文林中学校・千駄木小学校を中心に開催されます。狭小な地域に有効な「スタンドパイプ」(消火栓に直接繋げて簡易な消火活動ができる)が展示され、今後希望町会や必要な所に順次設置していく予定です。

私の所属委員会<自治制度・行財政システム調査特別委員会> 9月19日開催

1.「第三次行財政改革推進計画」の主な取り組み結果が出されました。

  • H11年に行革大綱が出され基本方針が決定してから、区民ニーズに対応した計画が進みました。H13~15年度第一次計画は新公共経営、H16年~20年度第二次計画も新公共経営を基本とする実効性を上げる、公共施設の有効利用などを進めました。今回報告を受けるH21年~23年度第三次計画は、サービスの見直しから区民サービスの向上を目的に指定管理制度やふれあいサロンの設置など取組みました。
    私からは、「行財政改革のこの間の方針や改革の実施は、概ね評価する。職員については、職員数の減や人件費比率を低くする努力に目的化されている。しかし、職員は、この改革に伴うモチベーションやスキル・経験が伴っていない。業務改善や日常の業務の中で人材育成をしていく体制を整えるように」訴えました。
  • 「行政評価を活用した事業見直し実施」については、24年度から26年まで3年間かけてさらに事業を絞り込んでいきます。24年度は、「子育て・教育分野に関連のある事業」306事業のうち約20事業⇒約10事業に対象事業を決定し区民や議会の意見を聞いてスクラップ&ビルトしていきます。

2.使用料及び手数料等の改定方針(修正)について

  • 修正は、
    ①会議室等貸出施設の改定限度率を現行額と試算額のかい離率を50%⇒20%に
    ②育成室や幼稚園の保育料は、激変緩和の観点から
    「育成室」は、現在の月額4,000円から、25年度5,000円、26年度6,000円、27年度7,000円とする。
    「幼稚園」は、現在の月額6,000円から、25年度7,000円、26年度8,000円、27年度9,000円とする。なお、3年後の見直しの際にまた算定する。

    このことについては、区民の皆さんから「説明不足」とのご意見が多いので、「丁寧な説明とともに、育成室や幼稚園の教育や子育て支援の質や量の拡大に繋がるように」と意見を付しました。

<少子高齢社会調査特別委員会> 9月20日開催

1.研究会 開催

  • 「少子高齢化の進展に伴うあるべき社会福祉の姿~スウェーデンの事例から~」
    講師 講師 早稲田大学 政治経済学術院 福島淑彦氏

2.委員会 報告事項

  • 「文京区の人口推移について」
  • 「文京区の財政状況(普通会計決算)について」
  • 「文京区の税収構造について」
  • 「文京区の老年人口と年少人口の推移について」

私の所属<地域振興・まちづくり調査特別委員会> 9月20日開催

1.「地域活動センターの事業実施」について

  • 「地域コミュニティー」を中心に地域活動センターの活動が紹介されました。①町会は、新たに文京区の転入された方や新しいマンション等の入会や参加率が低い。②防災の観点で「避難所運営協議会」等地域の絆が求めらることからその醸成が課題。などの問題が出されました。私からは、「町会の運営の成功事例を紹介したり情報交換を行うように。地域の公務員OBの活用を検討するように。」と提案しました。

2.「一般質問」

  • 文京区が設置する案内標識を統一する計画で、茗荷谷駅前の設置が条件的に困難な大型案内板が現在教育の森の入り口に設置されています。しかし、区外の方の観光案内の設置場所としては効果が薄く、シビックセンターの地下2階の観光案内が老朽化していることから、移設を考えてはどうかと提案しました。

<議会運営委員会> 9月21日開催

1.ホームスティ生徒交換事業(受入れ)について

  • 今年はカイザースラウテルン市から3人の生徒を7月19日から29日まで11日間受け入れました。

2.日中友好交流都市中学生卓球交歓大会参加について

  • 8月16日から21日まで、北京市で開催される「日中友好都市中学生卓球交歓大会」に文京区の中学生2名、区卓球連盟、区職員が参加しました。

<文 教 委員会> 9月24・25日開催

1.乳幼児ショートステイを始めます。

  • 24年11月1日から、区内居住の0歳~就学前の児童を対象に、保護者が出産又は疾病により、自宅で養育が困難になった場合に委託施設(信濃町駅の二葉乳児院)において短期間養育することを始めます。原則1回7日以内、原則1名、1日(24時間)で6,000円です。原則2日前申し込みです。元来、虐待対応としていましたが、一時保護が少ないことから拡大利用となりました。27年新福祉センターでは、2歳から小学生までとしたショートステイが実施される予定です。

2.「いじめ対策委員会」の設置について

  • 7月17日に東京都教育委員会が「いじめの実態把握のための緊急調査」を行い、さらに8月1日には文部科学省による「いじめ問題に関する児童生徒の実態把握並びに教育委員会及び学校の取組状況に係る緊急調査」が行われました。文京区では、「いじめ認知」が26件、「いじめの疑いがあると思われる」が109件ありました。今後は二学期に入って追跡調査して、深刻な状況にならにならないように、未然に予防できる対策の向上が課題です。

 

<厚 生 委員会> 9月25・26日開催

1.10月1日から「区民斎場」が変わります。

  • これまで区民斎場は、興善寺会館でしたが、利用減少や受益者負担の公平性から9月末で事業を終了します。10月1日から、新たなに「浄心寺会館 さくらホール」(向丘2-17-6)でオープンします。利用料は15万円。看板の設置やパンフレットなど50万円の補助を行いますが、毎年3千万円ほどかかっていた事業費は削減されます。この間私がこの点の改善を訴えていて実現できました。

2.小石川5丁目に「高齢者ショートステイ」の開設を予定しています。

  • 小石川5丁目に「高齢者のショートステイ定員22名以上(個室)の開設を予定しています。予定は、 24年10月に土地売買契約、11月事業者公募、25年度事業者決定、26年度下期開設。

3.「文京区墓地等の構造設備及び管理の基準等」の改正について

  • 住宅地に新たに墓地や納骨堂が突然計画されて、その地域住民の皆さんたちからご心配や紛争が起きていることから、条例の改正がなされました。
    ①墓地の経営できるものは、区内に事務所を有するものに限る。
    ②墓地・納骨堂の経営や拡張の際は、境界から30mの範囲内に居住する住民に説明をする。

私の所属<建 設 委員会>  9月26日開催

1.「絶対高さ制限指定」(第3次素案)に既存不適格建築物の再建に特定の手続きが加えられました。

  • 私が、前回の委員会で「既存不適格物件がもう一度同じ高さで建替えられることを容認するのはおかしい。なるべく高さを低くしてもらえるように相談機能を役所に設けるべき」と意見付しました。それが実現して、今回の第3次素案には、事前の段階から協議をもち、認定基準審査に「既存不適格建築物特例協議会」の意見をもって認定されるという過程を経る制度が新規に予定されました。少しでも景観も考慮した街になるよう望んだ意見が実現できました。

2.「文京区景観計画」(素案)が明らかにされました。

  • 7月に先行自治自治体の「伊丹市」に委員会視察をしました。そのことを参考にして「景観行政団体」に移行するに際して「区民との協働で街の価値を高めること。職員のスキルや相談体制をきちんと整備すること。区民への普及啓発や経験意識の醸成やPRを行うように。」意見を申し上げました。

<総 務 区 民 委員会>  9月27日開催

1. 「平成25年度重点施策」が示されました。

  • 「子育て・教育」
    ①私立幼稚園に長時間預かり保育推進費等補助
    ②子育て応援メールマガジン配信
  • 「福祉・健康」
    ①若年層の食育講座
  • 「まちづくり・環境」
    ①根津周辺地区まちづくりの推進
    ②蛍光灯の拠回収の実視
    などが重点背策で示されました。

2.「総合体育館建設工事」に住民参加型市場公募債を発行します。

  • 「総合体育館建設工事」の使途目的に住民参加型市場公募債を発行します。
    発行額:7億円、発行時期:25年2月、償還期限:5年、発行価格100円、購入限度額:1人300万円、利率:国債並み

3.2020年オリンピック・パラリンピック東京招致気運を醸成しています。

  • ロンドンオリンピックの日本選手団の活躍は、国民に感動を与えました。2020年オリンピック・パラリンピック東京招致の気運を醸成するために事業展開しています。東京都から1区1千万円の補助金が出ています。オリンピック終了後、メダリストのなでしこジャパンの佐々木監督・小野選手、フェンシングの太田選手などシビックセンターで区民とのふれあいで招致運動を行いました。
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