【2018年10月10日版】 平成29年度決算に対するぶんきょう未来 会派意見

平成29年度決算については、ぶんきょう未来の要望させて頂いた子供の貧困対策の拡充やLGBT対策、障がい者支援策充実、空き家対策、給食における魚沼産コシヒカリの購入や食材費の補助などの要望が実施、盛り込まれた事を評価致します。
 しかし、青少年プラザの無料化が1年遅れたことや区立認定こども園の開設での0歳からではない方針であることは、遺憾であり
 八中への特別支援学級の設置をしないことや青柳保育園改築での医療的ケア児への対応が不十分であることなど、合理的配慮への無理解や人権への配慮がおろそかになっています。速やかな区役所内の体質改善を求めます。八中での平成31年度開設と青柳保育園の設計変更を強く求めます。
 また、みどりの郷の法人変更にあたり繰越金等を使い切りとなっており、くすのきの郷における2億5千万円の留保金の不明瞭な処理は、所管部署の管理能力不足であり、認めがたい。
 さらに春日・後楽園再開発の補助金100億円増額は、交渉記録が作成されておらず、妥当性が検証できないので、現時点においては容認できないという立場です。
以下、要望します。
●シビックセンター内の便益施設の営業時間を延長ため入札等競争原理を働かせる等来庁者の利便性を向上すること。
●包括外部監査を復活すること。
●同性パートナーシップ制度の導入をおこない、SOGI関係施策推進のための個別計画を作ること。
●新公会計は、リアルタイムの行政需要や機能的耐用年数の分析など総合管理計画との連動をすすめること。
●区債の繰上償還を検討し、利子分を区民ニーズに適った事業に充てること。
●特に学校施設の地域開放やサービス供給に必要な公共施設の面積の確保の検討と、セグメント分析の活用による政策評価等を進めること。
●災害時の電源確保も含め太陽光発電を戸建て等民間住宅に設置できるようPRや推進すること。
●B-ぐるの路線拡大や運行時間の見直し、利用者への迅速な情報提供すること。
●子どもの体力向上支援や園庭のない保育園のためのスポーツ施設開放の拡大や部活の指導者等サポートなど区の課題解決のために戦略的なスポーツ事業の展開をすること。
●青少年プラザ利用の地域格差を是正するため、小石川地区での増設を検討すること。
●地域医療介護総合確保事業費補助金をソフト面でも活用し福祉人材確保に尽力すること。
●成年後見制度利用促進のため、品川社協が行なっている安心3点セットの実施すること。
●ケアラー支援策を進めること。
●すまいる住宅は、伸び悩みの状況であり、借り上げ型など区の関与を高める形も検討すること。
●高齢者紙おむつ支給は、事業名から「ねたきり」をとり、チケット制にすること。
●乳がん検診の無料化などがん検診の受診率を上げること。
●乳幼児からの検診等の土日実施へ拡大すること。
●公立保育園への第三者評価の導入や私立認可園への巡回指導の体制強化し質の確保に取り組むこと。
●送迎バスや区内企業の敷地借用など様々な手法で子ども遊び場の確保すること。
●道路や建築のバリアフリーに関して、民間にまかせるだけでなく、区が積極的に指導し、良い取り組みについては、表彰する制度を作ること。
●自転車駐車場使用料を見直し、近接区との整合性をとること。
●巻石通りの無電柱化の工期短縮すること。
●通学路での規制を強化し子どもへの受動喫煙防止対策を進めること。
●シビック2階の行政情報コーナーに貸出コーナーと政策支援司書を置くこと。
●小石川図書館は多様な閲覧席を設け、豊富な開架図書から選べるゆったりした空間に建て替えること。
●教育関連費用に関して保護者の負担軽減を行うこと。
 この委員会で要望や指摘したことを、今後の予算編成や行政運営にあたって実現することを求めます。
 以上の意見を付し、ぶんきょう未来は、平成29年度一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計及び介護保険特別会計は認定します。
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