2008年第四回定例議会報告

<清掃・リサイクル調査特別委員会> 11月25日開催

1.10月からごみの分別が大きく変わり、ごみ量の推移が報告されました。

  • 文京区では、昭和48年以来(35年ぶり)のごみの出し方の改正が、10月から始まりました。これは、廃プラスチック等のサーマルリサイクルが本格実施になったからです。実施後、区民の混乱がなかったこと、ごみ量はどのように変わったか報告されました。変更前を100%とすると、変更後第5週目には、可燃ごみが118%の伸び、不燃ごみは28%まで下がりました。思ったほど、可燃ごみが多くありませんが、まだ「雑紙」が多く混入していることが課題です。不燃ごみは、極端に減りましたので、二週間に一度の収集でいいのではと考えますが、これについては22年度からの予定です。

2.ごみ・リサイクルのアンケート調査から、見えたもの。

  • 区民アンケートから、まだまだ、「ごみを減らす、リサイクルの意識」はあっても、実際の生活習慣になっていないことがわかりました。たとえば、牛乳パックは、ごみとして捨てる人が50%、さらに、レジ袋をいつも持参する人は18%です。実生活の習慣になるような環境整備が必要になります。

<文京アカデミー推進調査特別委員会> 11月26日開催

1.「文京区総合体育館建設基本構想(素案)」が出ました。

  • 新総合体育館では、障害者競技が可能な施設、現在の湯島地域活動センターの移設など、新たな要素を盛り込む施設になります。この素案に対し11月にパブリックコメントを頂き、現在集計中で、来年1月に最終案が出ます。

2.平成25年に小石川運動場が少年サッカーの会場になるので、これから施設の改修が行われます。

  • 小石川運動場が、平成25年の国民体育大会のサッカー(アンダー16少年の部)会場に決定しました。今後のスケジュールは、21年度―基本設計・実施設計、22~23年度―全面改修工事(この間利用できません)、24年度―開設、25年度―東京国体となります。改修工事で、人工芝と管理棟の新設が行われます。

<防災・安全安心まちづくり特別委員会> 11月26日開催

1.「東京の地震について」の勉強会が行われました。

  • 東京大学地震研究所 アウトリーチ推進室 准教授 辻 宏道氏を迎え、勉強会が開催されました。文京区は、比較的地盤が強固なことから、歴史的にみて、比較的安全な地域です。地震についての万全な備えの重要性を改めて確認しました。

2.避難所運営協議会の設立状況について

  • 現在、協議会が16ヶ所で設立されています。しかし、それぞれの活動に格差もあり、地域的に協議会が設立されていないところもあることが課題です。

私の所属<議会運営委員会> 11月27日開催

1.「議会基本条例制定」に向けての勉強会を開催しました。

  • 委員の認識の共有を目指すために、早稲田大学 マニフェスト研究所 調査員 草間 剛氏をお迎えして勉強会を開催しました。文京区議会が、今後「議会基本条例」を制定することを見据えて、先行している自治体の条例比較や特徴の講義を受けました。

2.「区議会本会議インターネット動画配信」が来年から始まるに当たって

  • 本会議の一般質問は、現在CATVのテレビ放映がされています。それに加えて、来年の第三回定例区議会から、「本会議インターネット動画配信」を始める予定です。その検討に当たっては、議員の出場回数などの平等性や議会の広報活動としての検討がされました。

<文 教 委員会> 11月28日・12月1日開催

1.「音羽中学校」と「国立お茶の水女子大学」との相互協力が始まりました。

  • 音羽中学校が、21年度から開校されるに当たり、現在第七中学校で行われている「サイエンス・パートナー・プロジェクト(数学や理科の魅力ある授業協力)」が継続されることになりました。さらに、音羽中学校は、新築されている校舎と校庭(七中)が離れていることから、お茶の水大学の「構内を通行させていただくこと」が可能になりました。これにより、移動時間の短縮と安全性が確保され、うれしい連携です。

2.「区立幼稚園での預かり保育」が来年度から全園で開始され、時間延長も実現されます。

  • 私が、今年の予算委員会で政策提案した「全ての区立幼稚園で預かり保育を」が、来年度から実現できます。しかも時間延長がされることになりました。これは、緊急要望した「保育園待機児童緊急対策」を受けて実現されます。全ての幼稚園で、午後4時半まで。夏休みなどの長期休業中は、午前9時から午後4時30分まで預けられるシステムが開始します。待機児童数を減らすための大きな成果になると考えます。今後も私は、待機児対策を進めます!

3.中学校の学校選択制の希望調査票の集計が報告されました。

  • 中学校の来年(21年)度の学校選択制の希望調査票の集計結果が出ました。来年度から、開校される「音羽中学校」には、受け入れ可能数が120人に対して最新の情報では、227人と期待の大きさがわかります。しかし、三中(54人)、八中(33人)、文林中(72人)の希望数が少ないのが気になります。公立・私立受験組みが毎年多数いるので、この人数は半減します。現在、「文京区立小・中学校将来ビジョン策定検討協議会」で議論されています。その推移を見守っていきたいと思います。

<厚 生 委員会> 12月1日開催

1.「文京区地域福祉計画」(中間のまとめ)の改定について

  • 全議会の一般質問で私が訴えていました「区内全域を対象にした路上喫煙とポイ捨てを禁止する条例」が策定され実現されました。この間、受動喫煙ややけどなどの被害があることから、大きな成果です。世界的に見ても禁煙の方向です。

2.介護保険事業の実態が報告されました。

  • 「介護認定者数は、変わらないが、充分に介護予防事業が利用されていない。」との報告から、「事業者の介護予防メニューが、利用者ニーズと合わないのでは、検討を。」との議論でした。



<建 設 委員会>  12月2日開催

1.21年4月から開園の「目白台運動公園」の指定管理者候補者が決まりました。

  • 開園に当たり、「西武パートナー」が指定管理候補になりました。わが会派からは、団体貸し出しでなく、個人利用の一般開放ができるようにと要望しました。

私の所属<総 務 区 民 委員会>  12月3・4日開催

1.旧元町小学校跡地を「順天堂大学」へ貸与することになりました。

  • 旧元町小学校跡地について、敷地の有効活用を検討していましたが、老朽化が進む校舎対策を含め早急な対応が必要となっています。このたび、21年度~26年度までの6年間、「順天堂大学」に貸与をすることになりました。貸与するに当たって、建物の耐震補強も大学側にしていただき、「病後時保育・事業所内保育所」を一緒にやっていただく約束です。

2.平成21年度 重点施策追 に次の点が追加されました。

  1. 「雨水浸透ます設備工事」近年の突発的、局所的ゲリラ豪雨等による都市型水害を軽減するため、モデル事業として豪雨被害が多い地域の既存雨水ますを雨水浸透ますに改良し、雨水抑制の検証を行ないます。
  2. 「環境負荷低減街路灯の整備補助」LEDランプへの交換に対して助成を前提に区における地球温暖化対策に資するものとして、工事費の一部を補正します。

3.指定管理者制度が、2クール目に入ります。

  • 指定管理者制度は、スタートから3年経ち、新たな契約の2クール目が来年度から始まります。各部署での指定業者候補が決まり条例提案され、いずれも可決されましたが、私から、総論として次のことを指摘しました。「業者選定には、業者の専門性の高さ、主体性、リピーターを多くなどの視点を踏まえたかが重要。行政は、契約後は細かい点でうるさく言わずに自由裁量を認めること。その信頼感が、区民サービスの向上に繋がると考える。」と制度の根幹を揺るがさないようにと訴えました。
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