2010年第一回定例議会報告

<清掃・リサイクル調査特別委員会> 2月23日開催>

1.研究会「廃棄物処理の現状と展望」富士常葉大学 杉山涼子 教授

  • 研究会が開催され、杉山教授から①廃棄物処理の目的と変遷 ②東京都の動向 ③サーマルリサイクルの効果 ④文京区の現状と課題 ⑤今後の展望 の項目で勉強会がありました。文京区のこれからの方向性を探る意味で重要な研究会でした。

2.「使い切ったスプレー缶、カセットボンベの資源回収」が4月から始まります。

  • 区民が分別に困っているものの一つに「スプレー缶・カセットボンベ」があります。現在、不燃ごみとして収集されている「使い切ったスプレー缶・カセットボンベ」は、「資源ごみ」として分別回収します。回収後は、適正処理され資源として有効活用され、ゴミの減量に繋げます。「使い切っていないもの」は、「キケン」と表示していただき、清掃車やゴミ処理施設での爆発や火災の危険を防ぐように、区民の皆さんに協力を求めます。

私の所属委員会<自治制度・行財政システム調査特別委員会> 2月23日開催

1.「新たなる基本構想」(素案)の案が出されました。

  • 現在、区長を座長とする協議会で新基本構想策定作業が進んでいます。今回の委員会で素案が出されました。これをもとに、区民の皆さんにパブリックコメントや説明会でご意見を頂きます。さらに、議会でも4月上旬までに意見をまとめて、区長サイドにフィードバックしていきます。

    <パブリックコメント> 3月1日~31日 1ヶ月間
    <区民説明会> 3月5日~11日まで 4カ所で開催
    最終的には、6月議会で決定されます。それまで、充分な議論が展開されることを期待します。

<文京アカデミー推進調査特別委員会> 2月24日開催

1.「旧五中体育館」の整備で、屋上プールは使用できないことになりました。

  • 旧五中体育館は、区民施設として有効利用するため、耐震補強工事が行う予定になっています。エレベーターや誰でもトイレ等バリアフリー対策が講じられます。(22・23年度)名称も募集します。   しかし、新たに空調設備や障害者用駐車場、外付けエレベーター等整備するわけですが、スペースや建物の過重増加となるため、「屋上プールは、使用しない」ことが妥当と判断しました。ちょっと残念ですが、安全な建物や他の利便性が上がるので改修を待ちたいと思います。
  • 旧第五中学校で利用していた12団体については、現在もまた工事中も、新しい音羽中学校を利用していただくことになっています。

2.2013年東京国体では、少年男子サッカーが小石川運動場、レスリングが、スポーツセンターで開催。

  • 2013年(平成25年度)に東京で国体が開催されます。少年男子のサッカー競技は、小石川運動場で行われるため22年12月から24年2月(15ヶ月間)まで改修工事に入ります。改修費用は、9億7千万円の予定。内国体(東京都)から補助金が1億円、まちづくり交付金の対象にもなります。さらに、レスリング競技は、以前は、東京ドーム内施設を予定していましたが、緊急時避難路確保で課題が生じたので「文京スポーツセンター アリーナ」が会場になることになりました。大会は、4日間ですが、約1週間全館が利用できなくなります。両施設の利用者への早い周知と協力理解が必要になります。

<防災・安全安心まちづくり特別委員会> 2月24日開催

1.「全国瞬時警報システム(J-ALERT)」を整備します。

  • 「気象情報」緊急地震や気象など、「有事関係情報」弾道ミサイルやゲリラ、大規模テロの情報など文京区は、危機管理体制を強化するため、国(消防庁)から瞬時に情報を得られるシステムを整備することにしました。

2.「臨時災害対策本部運用訓練」が行われました。

  • 職員の危機管理能力の向上を図るまため、1月31日(日)午前8時~午前11時30分訓練を行いました。参集人員は、計画人員の27.9%で105名、本部、地域活動センター、避難所(区立小・中学校)で訓練がされました。職員が、避難所の学校内の状況や地域の人たちと顔馴染みなど、住民と一体になってできるようにしていただきたい。

私の所属<議会運営委員会> 2月25日開催

1.平成21年度「海外都市訪問団」が、10回文京区を訪問されました。

  • 21年度中に中国・韓国・インドネシア・ベトナムから、延べ10回、140人の訪問がありました。特に「韓国ソウル市ソンパ区」から姉妹都市として交流したいとの申し入れがありましたが、これまで双方の訪問してきた他国他市との関係などを充分考慮して、アジア圏については、慎重に判断するとのことです。姉妹都市は、現在は「カイザースラウテル市」と一市のみです。今後は、アジア圏だけでなく英語圏の国とも交流を考えるべきです。

2.議会図書館の図書資料購入費の軽減と運用についての提案

  • 議会図書室の図書資料購入については、6月定例会で一年分の購入リストが挙げられ判断を求められるが、「必要な白書等継続的に買うものと、年度途中で議員の要望で購入できるよう購入方法を工夫してほしい、さらに削減努力をすべき」と私から提案し、認められました。

<厚 生 委員会> 2月26日開催

1.小石川5丁目に「知的障害者グループホーム・ケアホーム」を整備します。

  • もともと文京区で持っていた土地を活用して、知的障害者のためのグループホーム・ケアホームを1棟建てることなりました。区が、土地をお貸しして、社会福祉法人に建設や事業運用をしていきます。22年度事業選定・建設工事着工、23年度から事業開始です。「知的障害者6名程度、世話人1名の規模ですが、障害者計画を推進するよう求めていきます。

2.国民健康保険保険料の改定について。

  • 国民健康保険保険料は、医療費の増大等で22年度から保険料が改定されます。所得割0.94⇒1.03、均等割額59⇒63万円、一人当たりの保険料86,882⇒93,105円と年額平均約6,220円上がります。

3.後期高齢者医療制度の22・23年度保険料が改定されます。

  • 20・21年度平均被保険者数110万3千人、平成22・23年度は、127万7千人と推移し10.3%程度増加する予想です。保険料率など決める東京都後期高齢者医療制度から、提示があり、文京区では、45%の方が平均4,165円年額高くなります。

私の所属<文 教 委員会> 3月1日開催

1.「子ども手当て」が6月から支給される予定です。

  • 22年度における子ども手当て支給が、国会の法律が成立した時点で6月から、児童1人当たり月額13,000円支給されます。4月中旬に、対象世帯に案内・申請書等発送され、申請制です。 支給月:年3回(6月、10月、2月) 支給対象児童見込数 22,000人程度 給付見込額 28億6千万円、事務費見込額 1,900万円国庫から全額支給されます。

2.「子育て支援計画」に区民の意見を頂き中間のまとめが示されました。

  • 「障がい児の育成室」の受け入れについては、1室3名が基本で、希望どおりの育成室に入れないことが課題として区民から意見を頂いています。それに関して私は、「79人枠の中で57人の応募は、近隣等に移っていただければ問題ないと答えるのは、あまりに冷たい。希望通りの学校や自宅の近いところに増設するなどの策を講じるべき」と強く訴えました。
  • 「中高生の居場所」対策は、大変多い意見です。これに対して、私は、「新・教育センターには、この中高生の居場所が整備され予定だが、5年先に今、今いる子どもたちの手当てが必要である。中学生に早く帰れといわないで、放課後に中学校内に居られる場所を確保できるように考えていただきたい。」と要望しました。

3.「高校実質無償化」に向けての準備を確認しました。

  • 国会の法律が成立すれば、22年4月から「高校実質無償化」がスタートします。現在区では、「奨学資金貸し付け」を行っていますので、この無償化がスタートした時点で、区民への周知と制度をキャンセルする場合もあるので、手続きをきちんとできるようにしていただきたいと、要望しました。

<建 設 委員会>  3月2日開催

1.「文京区都市マスタープラン」(中間のまとめ)が示されました。

  • 「文京区都市マスタープラン」を改定するため、今年度から学識経験者等で組織する検討協議会及び庁内組織の検討連絡会で検討され、区民意見交換会の意見を踏まえて中間のまとめが出来上がりました。区民からの主な意見は、①高さ・・文京区らしい建物の高さや色を。一定のレベルで統一することが大切。静かな環境を残したい。②歩行者・自転車・・バリアフリーの更なる取り組み。自転車のための走行空間の確保を。③公園・・子どもが安全に遊べる公園を。などです。今後は、3月中、一ヶ月間パブリックコメントを求め、3月9日から、区内4箇所で説明会が開催されます。

2.小石川植物園の壁をデザインフェンスにして、コミュニティ道路を造ります。

  • 小石川植物園の西側・南側道路を拡幅して、今ある万年塀を開放感のあるデザインフェンスに改修します。さらに、全面道路を植物縁側に拡幅し、歩道を安心して歩ける空間を作り出す「コミュニティ道路」を造ります。
    22年度は、基本・実施設計や住民説明会等、23~25年度 道路拡幅及び塀の整備、26~27年度コミュニィ道路整備と年度に分けて行われます。

3.4月から「3人乗り自転車」購入に区は助成します。

  • 交通安全上の配慮から、新年度より「3人乗り自転車」を購入する際、区内自転車屋さんにご相談いただくと助成します。対象者:6歳未満の幼児を養育している方 補助額:購入額の2分の1、3万円を上限に補助します。
    坂が多く文京区内は、子どもを乗せて自転車を走らすことは実に危険です。国道17号線の東大農学部のあたりでは、自転車歩行レーンのハード面も整備されます。

<総 務 区 民 委員会>  3月3・4日開催

1.千石1丁目に土地を取得し、千石地区区民施設を新たに建設します。

  • 千石1丁目の千石保育園隣地の土地を区として取得することになりました。大原地域活動センターをここに移転させ、1階は保育園の耐震補強中の仮園舎に、改修後は分園や子育て広場に、また児童館交流館になる予定です。千石地域の区民施設を建設する予定です。隣の保育園や児童遊園と一体的に使える土地です。
  • 山村体験宿泊施設として「湯之谷やまびこ荘」が昭和57年に開設されて以降、地元の湯之谷村(現在は魚沼市)との交流事業も活発に行われています。また平成6年に温泉棟も増設しました。しかし、20年度区の持ち出し額は、5,755万円です。このことから、今後は、民営化の可能性を魚沼市と検討して、困難な場合は、施設の廃止に踏み込む姿勢が出されました。

2.「強羅文の郷」と「湯之谷やまびこ荘」のあり方の方針(最終報告)が出されました。

  • 「強羅荘」は、平成17年度から民営化し「㈱フォレスト」に運営を委託しています。民間の努力はあったものの、区民利用がこの4年間で3割以上減少し、区民以外の一般利用が約6割です。区の持ち出し額は、年3,805万円です。さらに、施設の老朽化や耐震補強工事をすると、約1億2千万円が見込まれています。「区民への宿泊サービスを継続するため、ホテル・旅館業を行う民間事業者に土地を貸し付け、借受事業者が新たな宿泊施設を建設し区民へ優先的に施設を提供することを貸付条件とすることが望ましい」との結論です。

3.マルチペイメントによる収納開始します。

  • 22年度から、特別区民税と軽自動車税について、マルチペイメントによる収納を開始することになりました。これにより、休日や夜間など金融機関の窓口が開いていない時間でも、ATM、パソコン、携帯電話等を通じていつでも支払いが可能になります。

4.シビックセンター低層階の見直しの中で「サイン計画」検討改善されます。

  • 現在、シビックセンターの低層階は、すでに経済課や産業団体が地下2階に、子育て支援フロアーがこれから5階に引越しと順番に行われています。それに合わせて、表示文字が小さい、駅から目的地までわかりづらいなどの課題を解決するため「サイン計画」の見直し作業がされています。来庁者アンケートや障がい者、お年寄りにもわかる案内表示になるように工夫とアイディアが求められます。
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