2007年 第2回定例議会報告
<アカデミー推進調査特別委員会> 6月15日開催
1.2013年の多摩国体で小石川運動場(サッカー)が競技施設に内定しました。
第68回国民体育大会が、2013年(平成25年)東京「多摩国体」として行われる予定です。その各種実施競技のうち文京区は、サッカーが1・2回戦が小石川運動場及びレスリング(東京ドーム・新ホールで)の会場地として選定(内定)されました。小石川運動場は、大会までに人工芝のグランドに、また観客席も整備される予定だそうです。そこで、品田ひでこは、「大変光栄なことだが、区の持ち出し経費の無いように。さらに、今後利用者の理解や区民の周知を十分行うように」と委員会で意見要望しました。整備経費やメンテナンス費用など総合的な検討が図られます。
2.「施設予約ねっと」変更及び取り消しの手続きを便利に!
一般質問において、「施設予約ねっと変更及び取り消し」について質問しました。インターネットで自宅や勤務先から施設の予約が可能になりましたが、変更や取り消しの際は、その施設に出向いて書類を書くなど簡単に手続きができないのは、システム上不備であることを指摘しました。答弁から、区民からのクレームの一番多いのがその点とのこと、早期の改善を求めました。
<清掃・リサイクル調査特別委員会> 6月18日開催
1.ペットボトル集積所回収及び白色トレー拠点回収が10月からスタート
- 「ペットボトル」は、これまで酒屋・コンビニ・スーパー等の約170店舗の店頭で回収されていました。平成19年10月1日からは、区内の集積所約7000箇所のいつも皆さんの身近な「資源ごみ回収の日」に集められることになりました。引き続き、容器を洗ってきれいにして回収にご協力ください。
- 「白色トレー」は、現在スーパーやリサイクル協力店の店先で自主的な回収をしていますが、こちらも平成19年10月1日からシビックセンターと地域活動センター9箇所で拠点回収が可能になりました。資源ごみを増やして文京区のリサイクル率を高めましょう。
2.廃プラスチック等の分別区分変更のモデル収集実施について
平成20年度の廃プラスチック等のサーマルリサイクル本格実施に向けて、清掃工場の安全性・環境負荷の実証確認及び分別区分変更による収集運搬作業計画策定のデーターを得るため、分別区分変更のモデル収集を実施します。
- <実施内容>現行の不燃ごみとして分別・収集している廃プラスチック、ゴム及び皮革を可燃ごみとして分別・収集する。
- <実施地域>小石川5丁町目、大塚3丁目、千石3・4丁目、本郷4・5・6丁目の13,305世帯で実施されます。
<厚生委員会> 6月21日開催
1.くすのきの郷介護報酬不正請求について
文京区が設置をし、指定管理者として社会福祉法人同胞互助会が運営をしている、区立特別養護老人ホーム「くすのきの郷」が、介護報酬の不正請求をしたこと及び勤務関係書類に実態と異なった架空の氏名を記載するなどして、虚偽の報告を行ったことを理由として、6月18日、東京都から文京区に対し「指定の取消」の処分がありました。この処分は、介護保険法の規定する中で最も重い処分です。
指定管理者である社会福祉法人が直接行ったことであるとはいえ、設置者である文京区が不正行為を発見、防止することができず、区立施設が指定の取消処分を受けるに至ったことは、大変遺憾です。
今回の取り消し処分の影響は、くすのきの郷での特養、ショートステイのみならず、他の3箇所の特養並びに8箇所の区立高齢者在宅サービスセンターにおけるデイサービスについても来年4月からの指定の更新が認められない極めて重い処分です。(連座制)
くすのきの郷並びに他の3箇所の区立特養の入所されている方々が、引き続き安心してご利用いただくことが最も大切なことです。そのためにも、入所者の生活の安定を第一に対応すべきです。また、区立高齢者在宅サービスセンターのデイサービスに通っておられる方々に対しましても、途切れることなくサービスを提供していけるよう、区は最大限の努力をしていくと約束しています。
<文教委員会> 6月22日開催
1.「文京区保育ビジョン」が策定されました。
保育園の民営化問題が発端となって区民との議論で始まった「文京区保育ビジョン」が、このたび策定されました。「保育」はこれまで、両親が働く子どもを中心に考えられていましたが、今後は、「全ての子」が対象になって子どもの心身の豊な育ちを保障するものです。これは、「文京区子育て支援計画」の基本指針でもあります。さらに、子育てを社会全体で担うという姿勢が、子育て支援につながっていきます。
2.さしがや保育園アスベスト問題の健康対策や見舞金について
平成11年から12年にかけて行われたさしがや保育園の改修工事の際に、園児108名がアスベストばく露を受けました。これは、区民にとって大変ショッキングなことでした。当時、品田ひでこは、すぐに現地を視察し、被害者の保護者の皆さんと一緒に区長や当局に対し交渉や話し合いをしてきました。このたび「さしがや保育園アスベスト健康対策実施要綱」が制定され、協定書の締結及び見舞金が決定しました。これにより、児童一人あたり10万年の見舞金が支払われます。さらに、「健康管理手帳」が発行され、将来万一、被害者の子どもが、肺がん、良性石綿胸膜炎またはアスベストばく露に起因した可能性が学会等で認められた疾患が発症した場合、区の費用負担など細かな実施要綱がまとまりました。ここに至るまで約8年もの歳月を要したことは、大変遺憾であります。もちろん粘り強くわが子の健康を願って区側と交渉し続けた保護者や関係者の皆さん、本当にご苦労様でした。決して十分な結果ではないでしょうが、一定の成果と考えます。
<建設委員会> 6月25日開催
- 1.名称公募により「目白台運動公園」に決まりました。
平成21年4月のスタートを目指して、今年度から来年度(19年・20年度)施設整備工事が行われています。今回、名称を公募し、「目白台という地名を残し、KKRの時代から運動のできる場所として地元に定着している」ことから、「目白台運動公園」に決定いたしました。
2.渋谷シエスパの爆発事故を受けて区内温泉施設の点検について
渋谷のシエスパ爆発事故を受けて、事故発生翌日、後楽園ラクーアの温泉施設を、文京区保健所と小石川消防署がさっそく点検しました。内容は、ガスタンク、ガス警報機点検、給排気設備などです。ラクーアは、点検を他業者に委託することなく直営で行っています。行政の通常の点検は、環境対策課が、地盤沈下の点、保健所が衛生面のチェックを行っているそうです。ラクーアは、区民の利用も高いことから一層の安全点検と営業をお願いします。
<総務区民委員会> 6月26日開催
1.区政60周年記念事業について
8月2日に区政60周年記念講演会(オープングセレモニー)が行われます。ほかに花の五大まつり等が7事業、各団体の事業を冠事業として21の事業が行われる予定です。品田ひでこは、「区政の周年行事について、自治体の発展(社会・経済・街の様子・区民の暮らしや文化など)の変遷がきちんと記録として後世に残る記念誌や映像の記録などを残すべきである。各事業については、区民との協働型のお祝いや思い出に残る事業になるよう」要望いたしました。
2.文京区長名の誤った住民票の写し等の交付について
5月22日午前11時39分頃、証明発行サーバーの故障により証明書自動交付機をバックアップサーバーに切り替える際に、システムの不具合により区長名が置き換わってしまいました。なんとも遺憾なミスです。「①NECの保守点検者の点検マニュアルによって点検作業を行うように。②障害復旧時の作業・点検のマニュアルの実効性。③戸籍課と13箇所の区民サービスコーナーの職員の意識の問題。」と、品田ひでこは強く訴えました。
3.「B-ぐる」文京区コミニティーバス運行について
4月末スタートの「B-ぐる」コミニテーバスの運行から2ヶ月、好評な利用状況が報告されました。しかし、品田ひでこは、次の細部の点を指摘し、改善を求めました。
①シビックセンター前バス停の安全性―バス停の切込みにより歩道が狭くなったことから、バスを待つ方、歩行者、自転車の通行等の通行に危険を感じる。さらに、バスを待つ方が、日差しや雨など安全に待てる場所やベンチの設置など改善が求められる。
②協賛金・広告料の収入が、まだ少ないことから営業努力が必要である。
③各バス停における利用者の利便性(ベンチ設置など)を高めるなど改善を求める。