建設委員会視察(丸亀市・広島市)

■ 2025年10月28日~29日

◇ 丸亀市の市街地再開発(大手町地区4街区)
◇ 広島市中央公園エリアマネジメント

「暮らしの豊かさや満足度」がマストな「まちづくり」

副委員長 品田ひでこ

 丸亀市の市街地再開発(大手町地区4街区)は、市役所を中心にした官庁エリアではありますが、市民の意見や要望を取り入れた街づくりが進められています。庁舎と繋がる市民交流活動センター 「マルタス」は、民間のノウハウを生かした図書や学習スペース、活動室・多目的室にキッズスペースや喫茶店など、明るく開放的な空間で、市民や団体が利用されている様子が見られ素晴らしい居場所になっていました。今後は、屋外のニーズの高い子どもの遊び場、森林憩いの場、駐車場の整備等が計画されていますし、市民会館の改築後には、さらに暮らしやすい市民満足度が高まるエリアになることでしょう。

 「広島市中央公園エリアマネジメント」は、「ひろしまゲートパーク」「ひろしまスタジアム」など主なエリアの建設が3年半の短期間で行われ、順調に運用開始されているそのスピード感に驚きました。子どもの遊び場もインクルーシブ遊具が設置され、環境への配慮も感じられました。また、利用者目線で効果的で効率的な運営がされている点は大変評価できます。決して潤沢な財源や運営費ではない状況ですが、「官・民連携の組織力」と「エリアマネジメントの機動力と実効性」を大いに学ばせていただきました。さらに、ステークホルダーの満足度を上げる工夫が見られ、新時代のまちづくりのお手本と感じました。

今回も実りの多い貴重な学びを得た視察でした。

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