民主クラブ会派意見

平成24年度決算 民主クラブ会派意見
 平成23年度決算審査における文京区議会区民クラブの会派意見を申し上げます。
 平成23年度は新たな文京区基本構想を実現するための初年度という極めて重要な1年となりました。また新年度直前には東日本大震災という未曾有の災害にも見舞われ、その対応にも追われる1年であったと思います。
 そうした中でも、実施計画に掲げられた事業を中心に、優先度の高い施策が実施され「基本構想」実現に向けての着実な予算執行・区政運営が図られたことを高く評価するものです。また震災対応においては、被災地への職員派遣はもとより独自の支援策も講じられました。今後は地域防災計画の改訂を急ぐとともに、首都直下型地震にも備えるべく必要な予算措置が講じられることを望むものです。

 歳入につきましては、厳しい経済情勢の中でも特別区民税の徴収努力をはじめ特定財源の積極的な確保、また基金の有効活用などにより安定的な財源確保が図られたことを評価するものです。
 今後は、税収入以外の収入や貸付金等にかかる償還金への対応など「小さなところからコツコツ積み上げていく努力」を怠ることなく取り組まれるよう要望いたします。
 歳出については、重点施策を着実に実施するとともに、事業の見直しについても積極的に進められ区民満足度の高い事業執行が図られたことを評価いたします。
 一方今後の課題としては、放課後児童対策の再点検の必要性や高齢者施策におけるコスト認識、複雑化した各種計画の簡素化などをはじめ、また具体的には区民センター内(旧)文京レストランの今後の活用策、施設入館料における障害・高齢同伴者への配慮、多様な区民への接遇対応、山村体験施設やまびこ荘への支援・中高生の居場所対策など今後も積極的に取り組まれるようお願い致します。
 以上、審査の過程において、我が会派より提案いたしましたこれらの事項を十分に踏まえ、今後も最小の経費で最大の効果を上げるべく、納税者の視点に立脚した行財政運営で、区民満足度の高い事業執行が行われるよう強く望むものです。
 以上の意見を付して、文京区議会区民クラブは平成22年度5会計をすべて認定いたします。
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